前のめりに生きる。一歩踏み出せば決してコケはしない。

生きるって大変、でも、だからこそ素晴らしい!

思い出シリーズ 【合コンでベジタリアンの女性と大喧嘩したことについて】

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これは数年前の話なのだけど、ブロッコリー食べてて思い出したのでつい。
とてつもなくしょーもない話がだらだらとくっそ長く続くので、興味ない&途中でイラッとするかもしれない。途中で読むの断念するかもしれないごめんなさい。
 
僕はこれまで、数人のベジタリアンヴィーガンに出会ったことがある。
ヴィーガンとは、簡単に言えばくっそベジタリアンな人のことで、動物由来、親があるもの一切だめ。ノリでいうとベジタリアンの戸愚呂弟が120%になったって具合だ。例えばソースに鶏ガラエキスとか入っていようものなら、それだけで「ああ、だめ」と受け付けず、万が一あとで動物性のものが入っていたと知ったらまあ大変、この世の終わりかと思うほど落ち込む。いや、僕が出会ったことのあるヴィーガンの方がそうだっただけで、世間一般的にはどうか知らない。
 
ベジタリアンにも色々種類があって、肉食うこと少ないけど食うっちゃ食うぜっていうセミ・ベジタリアンとか、ありとあらゆる動物性のものを受け付けないヴィーガン、乳製品はOKのピュアベジタリアンだったり。
 
同様に、「なぜベジタリアンになったのか?」というのも人それぞれあって、
倫理的、宗教上のことだったり、健康上のことだったり、ただただ嫌いというものだったり様々。
 
とある30代アメリカ人男性と10日ほど仕事をご一緒することがあり、食事がまあ大変だったことを覚えている。僕が余裕のあるときは一緒にスーパーに出向き、「これは大丈夫?何が入ってる?」というやりとりに付き合ってあげるのだけど、こちとらそうヒマでもないので、一緒に行ってあげれない日もあった。翌日、「昨日ごめんね。何食べたの?」と聞くと、彼は「SOBA!」と答えていた。もちろん、つゆにはつけない。味気ないそばのみを食す。
肉食わねーと力出ないでしょと思われるだろうが、いやいやそんなことはない。めちゃパワフルなのだ。真冬の朝7時から夜中2時まで仕事することもあったのだけど、彼は誰よりも元気だったし、とっても優しかったし、おおらかだった。そして、その主義を人に押し付けることもない。素敵な人だった。
 
 
で、いよいよ問題の女性のお話だ。
男3vs女3の合コンを開いたときのことだ。
僕の女友達に、合コンをセッティングしてくれと頼まれたのだ。
いいお店ないかと相談されたため、僕がお店を予約することに。
男連中に食べれないものがあろうがなかろうが、うるせーバカいいから食えよと言えるので気にしないけども、さすがに初対面の女性には言えないので「みんな食べれないものないか聞いておいてよ」と女幹事に頼むと、程なくして「みんな何でも大丈夫だって」との返答。
続いて、「あ、一人たまねぎが嫌いだとは言ってた」と。
 
ああ俺はニンジン嫌いだぜ
 
そうじゃないでしょ。
アレルギーとかベジタリアンだとかそういう話だろうに。
「ああ分かったよ。玉ねぎ食うと失神する子いるから十分気をつけろと野郎共に言っておくよ。その代わり玉ねぎみてーな男いるけどヤダとか言わすなよ」と答えておく。w
 
そんなこんなで1週間後、予約した燻製肉とベルギービールがおいしい、でもワインやカクテル、ソフトドリンクも豊富に揃える、なんてことはないお店で合コン開始。燻製が苦手な子がいても大丈夫なように、ほかの料理もふんだんにあるのもチェック済みだ。
 
で、早速メインである肉料理のメニューを開けて女性陣に見せると、あからさまにイヤそうに顔をそむける女性が一人。一瞬、メニューに玉ねぎでも挟まってんのかと思った。w
 
 
「私、肉ダメなんで」
 
 
えっ
 
 
すかさず、女幹事が横から
「えっ、玉ねぎ苦手ってのは聞いてたけど。気を遣ってたの?」とフォローを。
「や、昨日からベジタリアンになって」
 
知るか
 
ww。
僕はもう大爆笑してしまいたいほど面白い。
なるほど、玉ねぎちゃんは昨日からベジタリアン
 
僕「へー、昨日からベジタリアンなんだ。おとといまでは食べてたんでしょ?肉」
玉ねぎ「うん」
僕「明日からでもよくね?ベジタリアン化」
玉ねぎ「いや、ムリ。もう食べないって決めたんで」
 
 
チッ…冗談の通じねー女だなおい
 
 
んだよ真顔で。おっかねーな。
僕「そ、そっか。じゃ肉入ってない料理も数品頼もう。玉ねぎ入ってないやつ。大丈夫。で、僕たちは肉食っても大丈夫やんね?」
玉ねぎ「あ、うん。まあ、できれば見るのもいやだけど。はは」
 
 
え、なに笑ってんの?
 
w。
とはいえ相手は初対面だ。
仕方ない。肉をむしゃむしゃする人を目の前にしては冷静さを欠くのだろう。
今日はみんなベジタリアンになろう!とか気を遣ってちょけて、肉以外の料理を頼む。
当然、そんなスタートだったのでほかの連中は、
"今日から俺は" 的な "昨日からベジタリアン" の玉ねぎちゃんに興味津々だ。
実のところ、玉ねぎちゃんは見た目ダントツかわいかったのだ。
 
僕は正直、もうそこには触れたくなかった。僕はベジタリアンを否定しない。倫理的解釈で肉を食わない人は、それはそれで結構なのだ。が、僕はその主義を押し付けられるとコテンパンにやっつけたくなっちゃうような性格悪いバカな男なので話したくないのだ。
 
その女性はやはり「あんなにかわいい動物たちが不必要に殺され、食べなくてもいいのに食べてる人間はおかしい」という考えだった。昨日、牛を屠殺するドキュメンタリーを観たのだとか。
おめーも昨日までうまいうまいっつって食ってたんだろうがとは言わず、そうかそうか、君は心優しいんだね、覚醒したんだねと受け流して何度か違う話に持って行くのだが、その子は周りを見回したり、メニューを見るたびにイヤそうにして再び肉食反対の話に持って行く。
肉食うやつ駆逐してやるって勢いで。
 
僕は、食事中にごめんねとトイレに席を立つ。
トイレから幹事に、「大人げなくて申し訳ないが、あと2ターンくらい攻撃喰らったら俺、渾身のメガンテ唱えるからな」とラインを送る。遅れてトイレに立った幹事から、「うん、なんかごめんね。全員死亡したあと焼肉二次会ザオリク唱えるね。生き返らせるのは○○ちゃん(玉ねぎ)と○○くん(男B)以外で」とラインが来る。
 
こいつこんな状況でもしっかり品定めしてやがる
 
玉ねぎちゃんはお帰り頂くとしても、なんで当たり障りない男も一人消されちゃうんだ。あんまりだろw
冷静だね、女性って。
その子はゲーム制作会社の子だったので、どこかロープレ感覚で合コンを消化するのかもしれない。
 
玉ねぎ「平気でお肉食べる人って、きれいに包装されたものでしか、料理として出てきたきれいなものしか見てないから食べれるんだよ。ほんと」
 
肉メインのお店で、半個室とはいえ周りでおいしそうに食事する人たちがいるなかで、
わざと少しボリュームを上げてそう言い放った玉ねぎ。
太ってる人にデブと言っちゃいけないのと同じで、バカに面と向かってバカと言っちゃいけないのと同じで、肉食ってる人に肉食うやつどうかしてるぜとは言わない方がいい。
こいついつまでこの話やってんだと僕はすでに爆発寸前だったのだけど、できればおもっくそ助走つけて玉ねぎにドロップキックしたいところだったのだけど、ぐっと堪える。
 
僕「ごめんね。肉料理メインのお店選んで。周りの人も楽しく食事してるワケだし、その話はもう置いとこ。今呑んでるお酒おわったら店出ような。ごめんね」
 
玉ねぎ「いえ、でも、そうやって人間は見て見ぬふりしたり、聞こえないふりして命を奪って食べるんですよね。この前の震災とか津波とか、ぜんぶ残酷な人間に対しての罰なんだよきっと」
 
この一言で、ついに僕のMPはMAXに達した。
解き放たれた魔力が暴走を始める。
 
僕「お前さ、人類がやっていいこといけないことガタガタ言う前に、まず言っていいこと悪いこと判断できる人間になれよ」
 
ん?というすました玉ねぎちゃんの顔。
まあ、かわいい顔で普段からチヤホヤされてんだろうな。
こういう子は少々のことは許してもらっちゃうんだろうな、きっと。
 
 
俺は許さねーけどな
 
 
玉ねぎ「命が大切って言っちゃいけないんですか?」
 
僕「引き合いにだすのがおかしいだろ。なんで亡くなった人を侮辱するようなこと言えるわけ?」
 
玉ねぎ「人間の命と同じくらい動物の命も大切だって言いたいだけだよ」
 
僕「だったらそう言えよそれが言っていいこと悪いことの判断だっつってんだろ。心の
なかでクソみたいなこと考えてるうちはなんとも言わんからさ、せめて口に出すなよ」
 
玉ねぎ「なんで初対面の人にそこまで言われなきゃいけないの?自分こそ言っていいこと悪いこと判断してよ」
 
僕「初対面の人がここまで言いたくなるようなこと言ってんだってことに気づくことからだおめーの場合。え、今日て肉食駆逐の寄合だっけ?知るかバカよそでブヒブヒやってろよ」
 
と、隣から「まあまあ、さすがに言い過ぎだぜ」と男B。かわいい玉ねぎちゃんをとても口の悪いクズから救おうとコマンド「まもる」を選択した模様。
僕「うん、言い過ぎたかも。みんなごめん」
↑このやりとりの間にもうひとつふたつ会話があったと思うのだけど、思い出せない。
 
玉ねぎ「自分みたいなのがいるからいけないんだよ」
 
僕「うん、俺肉好きだし。そういう嗜好的な考えで動物の命を奪うなってことでしょ?言いたいことは分からんでもないよ。俺べつにベジタリアンのこと悪く言うつもりないから。ある程度その通りだと思うこともあるし、生き方として素敵だと思うことも一部あるよ。ここにいる人誰一人その思想を貶す人いなかっただろ。なんで頑なに主張するの?」
 
玉ねぎ「あたしみたいに言う人がいるからそう思えるんだよね?言わなきゃ理解されないじゃん」
 
僕「おめーは逆だよ。自分の思想を語るのは勝手だけどさ、人の心に訴えかけるにはあまりにもその言動は稚拙で浅はかだから辞めた方がいいよ。もっと主張の仕方あるでしょ」
 
完全に沈黙した合コンの場。
ここまでくりゃもう勢いで出て行くか謝るかの2択しかない。
女幹事もまさか僕がここまでスパークするとは思っていなかったようで、
まいったなという表情だ。一番かわいそうなのは女性Bだ。とんでもない合コンに来てしまったとさぞ後悔したことだろう。ごめんね大人げなくて。
 
と、ここで意外にも玉ねぎちゃんが謝ったのだ。
 
玉ねぎ「ごめん、気持ちの伝え方が悪かった。ごめん」
 
 
んだよもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
 
 
謝られちゃうと途端に俺がバカだったと思わざるを得ないじゃないか。
なんてしょーもない低レベルな言い争いをしてしまったんだと思っちゃうじゃないか。
いや、僕も言い過ぎたごめんと、まるで小学生の仲直りみたいなノリになる。
いや、まあそもそも小学生レベルの口喧嘩だ。
空きっ腹に酒ばかり呑んでいい感じになった男A、Bは、「店変えて仕切り直して呑もうよ」と提案する。当然だ。彼らとしてはかわいい玉ねぎちゃんとの時間を台無しにされるかと気が気じゃなかったのだろうから。
 
結局、このお店はすぐに出て、そのまま違うお店に全員で移動し、それはそれは楽しい合コンを繰り広げたのだった。肉抜きで。あと、肉食駆逐の話も抜きで。
玉ねぎちゃんは、ベジタリアンとして覚醒したばかりで昂る感情を伝えたくて仕方なかったのかもしれない。
何の気なしに言い放った、絶対に許されない一言も、思わず咄嗟に出てしまった表現の間違いで、本心ではなかったと信じたい。だとしてもそれについては僕は許さないけど。
 
とっても脱線しながら、しょーもない思い出話をたらたらとしてしまったのだけど、
僕はなぜかブロッコリーを食べるたびに、匂いを嗅ぐたびになんとなく、あのベジタリアンな一日を思い出してしまうのだ。
今となっては、玉ねぎちゃんが相変わらずベジタリアンを貫き通しているのかどうかは分からない。
ただ、喧嘩から始まる合コンもまた、ひとつ面白いかもしれないねという話。w
相手に気を遣いながら、思ってもないのに褒めたりしながら、大して興味もない話に相槌打ちながら時間が過ぎるより、僭越ながらと喧嘩覚悟で思うこと言っちゃうのもまたよしかと。