前のめりに生きる。一歩踏み出せば決してコケはしない。

生きるって大変、でも、だからこそ素晴らしい!

第27歩 シャチョさんシャチョさん

 
 
シャンプーと間違えてボディソープで髪を洗ってしまったとき、何とも言えないしまった感と罪悪感に苛まれるのはなぜだろう。
 
 
 
髪きっしきしだバカ
 
 
 
なんでも、シャンプーにはシリコンが入ってるけど、ボディソープには入ってないからきしきしになるんだそうで。
 
父親もハゲで、父方の祖父もハゲ、叔父さんなんてハゲでしかもカツラという、生まれる前からハットトリックかまして、ハゲ界にぶっちぎりドラフト1位で指名される予定のスーパーホープの僕なのだけど、幸いなことにまだ髪はふさふさしている。
3つ年上の兄も、どうやらまだハゲてないらしい。
 
 
 
 
もしかしていけんじゃね?
 
 
 
 
代々、脈々と受け継がれてきたハゲ遺伝子、もしかして僕の代で止めれるんじゃないか?僕のママンいわく、僕と兄はかなりがんばっていると。
 
 
「だって、お父さんは出逢ったときからハゲてたもの❤」
 
 
20代ですでに散らかしていたらしい。
僕のママンはハゲてる人が好きなハゲフェチだ。
ハゲだけど顔はそこそこイケメンのとーちゃんは、ママンにとってよだれが出るほどタイプだったらしい。
 
ちなみに、叔父さんがカツラだということを知ってしまったのは大学2年生のときである。
じーちゃんも父ちゃんもハゲてる僕にとっては、叔父さんは希望の星だった。
父ちゃんの弟である叔父さんがハゲてないってことは、次男の僕もハゲないんじゃないか?兄貴はハゲてもいい。腐っても弁護士だからどうとでもなるでしょ。
 
大学2年生のとき、じーちゃんが亡くなった。
久しぶりに親戚一同集まり、じーちゃん家で坊さんが出棺前のお経をあげているときのこと。すすり泣く声がところどころで聞こえるなか、僕もじーちゃんを想った。
 
たくさん遊んでくれて、とても優しかったじーちゃん。
普段料理なんてしないのに、僕が来たときは得意のミートソースパスタを作ってくれ、口の周りについたソースを優しく拭き取ってくれたじーちゃん。
ゴム鉄砲の作り方や竹とんぼの作り方、魚釣りの極意を教えてくれたじーちゃん。
じーちゃんの大きな背中にしがみついて、チャリンコ2ケツで海までよく釣りに出かけた。じーちゃんは、とても優しいにおいがした。
実家に暮らしているときは、毎週じーちゃんの家に遊びに行っていたが、それでも帰り際、じーちゃんと別れるのが寂しくていつも泣いていた。
 
東の空から朝日が眩しく、じーちゃんが愛情たっぷりに育てた畑の野菜たちも輝いていた。
厳かな雰囲気で、粛々とお経があげられる。
朝日が部屋のなかまで差し込み、幻想的なまでの空間だった。
 
じーちゃん、本当にありがとう。
じーちゃんは僕の自慢のじーちゃんです。
僕はじーちゃんにとって、自慢の孫になれたかな。
これからも見守っててね。大好き。
 
ふととーちゃんを見やると、正座するその背中はなんとなくいつもより小さく見えた。
ああ、とても悲しいんだよな。そうだよな。
叔父さんも、きっととても悲しいよな。
叔父さんの後ろ姿を見やる。
 
 
 
ん?
 
 
 
なんだ?一体どうしたっていうんだ?
神々しい朝日が、叔父さんをクリティカルヒットしている。
そして、なんだか後頭部にうっすらとUの文字が浮かび上がっている。

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  この生え際Uライン

 
 
 
 
 
 
 
おじいちゃーーーーーーーーーーーん
 
 
 
 
 
 
うわぁぁぁっぁぁっぁぁんおじーちゃーーーーーーーーーーん。
どうして逝く前にすべて教えてくれなかったの!?
ねえ、どうして叔父さんカツラって教えてくれなかったの!?
最後の最後、やはり教えてやらなければと思って、叔父さんに朝日クリティカルヒットさせたんだね。
やっぱりじーちゃんは優しいね。大好き。
結局、じーちゃんの息子は100%ハゲだ。優秀だ。
 
 
血は争えんなじーさん
 
 
と、まあそんなことを考えながらシャワーを浴びていると、ピンポンが鳴る。
 そうです。ZOZOTOWNです。
先日、ママンへのプレゼントを買ったあと、自分の買い物をしてしまったんです。
 
 
 
金ないくせに。
 
 
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キャップなんて10年近く被っていませんが、最近髪をセットするのが面倒で、
ちょっと外に行くとき被る用。
 
シャツはお気に入りがくたびれてしまったため。
 
ヘアゴムは、普段アクセサリを嫌い、時計すらつけるの嫌いだけど、夏だからどうしても腕が寂しいので。
ちなみに、過去に持ってたヘアゴムは、ある日夜の繁華街でまんまと中国人のお姉さんにひっかかりちょっとスケベなマッサージ店に引き込まれ、マッサージしながらお姉さんに剥ぎ取られた。
 
 
「シャチョさんこれカワイイね。
   ちょうだいネ。もらうネ。いいでしょ?ネ?」
 
 
 
にも関わらず、本当にただのマッサージで終わった。
 
久しぶりの買い物に心躍りながら届いたダンボールをあける。
 
  
 
 
ヘアゴムが入ってない
 
 
  
 
何それひどい。
お金払ってんのに。
高校時代からずっとお世話になってるZOZOTOWNさん、こんなこと初めてだ。
早速カスタマーセンターに電話。
  
とても丁寧な優しげなお兄ちゃんオペレーター。
注文番号を伝えて、たかが540円の商品のために必死に説明する。
すると、「大変申し訳ございません、すぐに商品を発送いたします」ときた。
 
 
 
 
え、証拠とか確認いらないの?
 
 
 
 
これは高額商品ではないからなのか?
もしこれが数十万するジャケットとかアクセサリならどうしたんだ?
とても気になるし、ゲスい考えが頭を過ぎる。
めちゃ高い商品買って、GETしてから「入ってなかったぞバカ野郎」て強気に訴えたら、2こGETできちゃうよ?
 
 
男「では、ご連絡ありがとうございました」
僕「ちょっと待て」
 
僕「これ、証拠とかないけどいいの?」
男「はい、基本的にはこのようなご連絡はすべてZOZOTOWN側のミスと考えております」
僕「今回たまたま540円だけど、数万円超えるときはどうするの?」
男「その場合、過去にお客様がこのような問い合わせをされたかどうか確認し、工場に確認をとったうえで同じように対応させて頂くかと思いますが、その件に関しては詳しくお答え出来かねます」​
 
 
なるほど。
 
 
 
初犯なら勝算はある
 
 
 
 
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